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間違いだらけの本 [おかしな話]

歴史書なのに間違いだらけの本があってうんざりしてしまいました。

図説 ヨーロッパの王妃 (ふくろうの本/世界の歴史)

図説 ヨーロッパの王妃 (ふくろうの本/世界の歴史)

  • 作者: 石井 美樹子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2006/06/16
  • メディア: 単行本



アン・オブ・クレーヴスの生家であるクレーヴ公爵家が
「ドイツのフランダース地方」の公爵家と書かれてます。
ドイツのフランダース地方って???
フランダース=フランドルでフランドルはドイツではない…。

マルグリット(マルガレーテ)はフィリップ(フェリペ)の妹であって
姉ではありません。

マクシミリアン1世とその家族の絵の前列右の人物は
マクシミリアンの孫(マリア)の夫になったハンガリー王ラヨシュ2世であって
マリアではありません。
てゆーか、
彼が手に持ってる紙にLVDOVICVS REX HVNG MAS...と書かれてます。

カスティリア王女コンスタンスが嫁いだのは
ジョン・オブ・ゴーントであって
彼の兄にあたるエドワード黒太子ではありません。

さらっと読んだだけでこれだけ…。これ、本当に大学教授が書いた本なの?