SSブログ

地下水道の月 [SHOW-YA]

この曲、アンジェイ・ワイダ監督の映画「地下水道」がモチーフになっています。
古いレンガが積まれた街はワルシャワ。
地下水道に身を潜めているのはワルシャワのレジスタンスです。
なんで「ジーザス」って呼びかけが出て来るかといえば
ポーランドがカトリック国だから。

地下水道に追い込まれて逃げ場がない
出口を見つけたらそこには鉄格子がはまってて
河の対岸にはワルシャワを解放しにきたはずのソ連軍が
レジスタンスたちがドイツ軍に殲滅させられるのを黙って見ている。

そんな状況を考えてみると
「誰もが幸せになりたくて」というフレーズもぐっと重みを増してきます。

日本ではガールズロックは愛や恋やファッションをテーマにした曲を
歌わなければいけないことが商業的な意味で多いわけですけれども
(これは日本に限った話でもないかもしれないけど)
こういう曲をアルバムに入れることができるところに
SHOW-YAのロック魂を感じます。