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宇宙戦艦ヤマト2199 5巻 [宇宙戦艦ヤマト]


宇宙戦艦ヤマト2199 (5) (カドカワコミックス・エース)

宇宙戦艦ヤマト2199 (5) (カドカワコミックス・エース)

  • 作者: むらかわ みちお
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/07/24
  • メディア: コミック


2199のコミックスも5巻目。
ドメルの登場から次元断層でのメルダとの邂逅、
そして彼女との別れまでのエピソードが収録されています。
全26話だったアニメの11話目あたりまで消化したので
折り返し地点が見えてきましたが、この先話の密度が上がっていくので
もしかしたら12〜3巻ぐらいまで続くかもしれません。

筋書きはアニメの通りですが
オルタのエピソード(アニメ第9話『時計仕掛けの虜囚』)は省かれてます。
エンケラドゥスで鹵獲されたガミロイドはオルタではなく
ただのガミロイド、というポジションで話が進む模様。
オルタが端折られたので、リンケが出て来るか
ちょっと微妙かなあと思ったんですけれども、
リンケ出て来ないとヤマトの艦内にイスカンダル人がいることが
ガミラスに伝わることはないので、
出て来る…のかな?

相変わらず人間関係中心で物語は進行しています。
なんかまこっちゃんはもう加藤のこと好きになっちゃってるみたいだなー
とか
山本玲が危なっかしすぎて見てられないなー
とか
いろいろありますが、手に汗握らない分、淡々と読み進められますね。

あと、作画が丁寧なので安心して読めます。
この巻の見所はゲェエエエル君の百面相でしょうか。

そして5巻一押しのお尻はドメル将軍のお尻(p.9)です。
(でも今回はそんなに尻漫画ではありませんでした)

しかしなんというか
山本、南部に旧作古代の
「今の時代には会わない物騒な考え方や激しい言動」を、
まこっちゃん、百合亜、平田さん(笑)と新見女史に旧作森の
「母と恋人と家政婦とキャリアウーマン兼務の過剰な職権」を分業したら
古代も森も主人公の看板おろした感じになってますよね、本当に。

でも今と昔じゃ作劇のスタイルが違ってて、
昔はヒーローとヒロインありきで話が進むの当たり前だったけど
今はどちらかといえば群像劇のが多いから
まあ、これでもいいのかなあ。

…考えてみると
古代の「兄の仇撃ちに執念を燃やす」人物造形も
山本に移植されちゃったんですねえ。
しかもなんかかなり歪んだ愛情を伴って。
大丈夫なのかな、彼女は。