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宇宙戦艦ヤマト2199 6巻 [宇宙戦艦ヤマト]


宇宙戦艦ヤマト2199(6)

宇宙戦艦ヤマト2199(6)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2015/02/02
  • メディア: Kindle版


6巻はドメルのガミラス本星帰還に始まり、
ミレーネル・リンケがヤマトへの潜入作戦を繰り広げるエピソード、
『傷の記憶』(アニメでいうところの『魔女は囁く』)の全編が収録されてます。

凱旋してきたドメルとディッツ提督、タラン兄の会話もなかなか面白い。
なんというか、帝国の良心みたいな感じの人たちですねー。

ドメルがシュルツの能力を高く評価していたこと、
そして彼は差別意識がない公平な人であることがさらっと描かれてます。
軍人として有能であるか、人として尊敬するに足るかどうかが
彼にとっては最重要なのでしょうね。

その後ガミラス本星からヤマト艦内に話が移って
まこっちゃんは加藤くんへの思いを深めてる途中であるとか
百合亜は本格的にユリーシャに乗っ取られたっぽいなあとか
島くんは山崎さんに開戦時の秘密を聞かされて逆上したりとか
…という日常が描かれた後『傷の記憶』に突入。

『傷の記憶』パートでは
リンケがヤマト乗組員に彼らの過去を
痛ましい「夢」として見せているシーンに
紙面の大部分が割かれています。
アニメよりコミックスの方がわかりやすいかなあ。

傷口をえぐられるメンバーは
相原くん、山崎さん、島くん、沖田艦長、伊東さん、加藤くん、
山本さん、新見さん、真田さん、古代くん。

山崎さんの夢と沖田艦長の夢で開戦時の話が語られています。
ここの構成が上手い。
例の沖田艦長の写真の若い男女は
沖田艦長のお子さんたちだと思ってたんだけど
このコミックスでは息子さんと息子さんのお嫁さんになってました。

なんか変だなあと思ったこと。
沖田さんの息子さんもメ号作戦で亡くなったはずですが、
『傷の記憶』では沖田さんの息子さんが亡くなった戦闘では
古代守がまだキリシマの砲術長やってるから、
息子さんの亡くなったのはメ号作戦ではなく
メ号作戦(古代守が指揮するゆきかぜが轟沈した作戦)よりも
前の作戦ってことだよね。あれあれあれあれ?(まあ、いいや)

しかし地球連合艦隊を囮にするメ号作戦の意見具申をしたのが
よりによって森さんてのは…彼女が誰にも打ち明けなければ
このままこの話題は消えてなくなりそうだけれども
とんでもない地雷だ…これは。