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FIFAの汚職の内幕を暴いた本が… [本]

出版されていたので店頭で手に取ってパラ見したんですが
ドイツでの接待描写のシーンがやばすぎて買うのやめました。
これでもか
 これでもか
  これでもか

おいしそうなバイエルン料理が出て来る食事会の描写があるのです。
恐ろしい飯テロでした。

FIFA 腐敗の全内幕

FIFA 腐敗の全内幕

  • 作者: アンドリュー ジェニングス
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/10/30
  • メディア: 単行本


飯テロに屈しない決心がついたら読んでみようと思います。

それにしても、ベッケンバウアーが調査対象になったというお話も
ニュースで出ていましたけれども
DFBで汚職がなかったわけがないよなーと思っています。
というのも、DFBのメインスポンサーはaddidasやメルセデス・ベンツなのですが、
このaddidasがくせ者。

2008年ドイツ大会のとき、
守りの要のセンターバックの起用が実に怪しい経緯を辿ったことからも
addidasがDFBに対してとても大きな影響力を持っていたことが伺い知れます。

NIKEを使っている選手、
具体的にはクリスティアン・ヴェアンスが
大会直前まで代表に選出されていたにも関わらず
ドイツ大会での起用がなかった。
外された理由が
「addidasを使わないから」だったから、
というのががっちり報道されてました。BILDだったかなー。

周囲が若手ばかりだったのであのポジションはベテランを入れたかったらしく
最終的にはイェンス・ノボトニーが入りましたけれども、
初戦で一番危なかしかったのがノボさんだったんでものすごくひやひやしました。
なんでヴェアンス使ってくれなかったの、と今でも恨んでます。

そして個人スポンサーとしてaddidas以外と契約している選手、というと
ミロスラフ・クローゼもそうだったんですが、彼は代表戦のときだけ
addidas履くことで折り合いをつけてました。
が、足に合わなくて困る、とこぼしてて、可哀想だったなあ。
(ミロはこういう文句や愚痴は滅多に言いません。あまりにも自己主張が少ないので
ドイツ国内では「宇宙人」と呼ばれることもあったぐらい)

あとはドイツ大会で伝説を作ったGK、イェンス・レーマン。
彼もシューズとグローブはNIKE使ってたんですけれども
監督がクリンスマンに変わって体制が一新され、
GKコーチもゼップ・マイヤーからアンドレアス・ケプケに変わり
マイヤーの弟子であるカーンをメインから外した関係上、
「スポンサー製品を使わないという理由ではレーマンは外せないよね」
という流れでお目こぼしがありました。

実際、当時レーマンはアーセナルで神になっていて、
パフォーマンスが非常によろしかった。
蛇足ですが、
よくカーンvsレーマンの争いと言われてましたが
カーンがあれこれ言うことは少なく、
(Kickerの記事とかを読んだ限り)
実際はマイヤーvsレーマンで舌禍が起きてた印象です…。

というわけで、addisasもDFBもズブズブで真っ黒だよね!
叩けばいくらでも埃が出て来るよね!
皇帝がクリーンだなんて思えないよ!
バイヤン代表化計画(優秀な選手はみんなバイヤンに入れちゃおうぜ?)
とかいう寝言言ってた人だよ?

と叫んでしまうわけですが、
DFBやバイヤンに厳しい論調になってしまうのは
やはり私がドルサポだからなのでしょうね〜。