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デッドプール(ネタバレあり) [映画]

R15指定。
デッドプール以外の何物でもありませんでした。
とりあえず鑑賞のために買ったムビチケは
deadpool.jpg

これで正解だったみたいです。
オープニングクレジットで
「真のヒーロー:脚本家たち」とあったんですが
まあ、間違いないかなあと。
現在と回想を行き来する構成が神がかっていたので
すごい、こんなこともできるんだ と感心しました。

漫画や小説ではよくある手法なのかもしれないですが
それを無理なく映像で繋げるのって、結構難しいんじゃないかなあと。

この話がX-MENのスピンオフであるということについては
観てる人がわかっていることを前提に観る側に丸投げ、とか
デッドプールでなければできないことを平気でやってきてましたが
そこはデッドプールなのでしょうがないと思います。

しかし、カップルで見に来ると
だいたい彼女が怒って帰っちゃうという噂でしたが、
エンドロール突入時に席を立ったのは初老のご夫婦一組だけで
他は全員エンドロール後まで待ち
エンドロール後のおまけで笑うという訓練された人ばかりでした。
見た限り、もめてるカップルは0。訓練され過ぎぃ!



なんかベッドシーンが長いという話題がTwitterで散見されますが
ロマンチックさのかけらもないベッドシーンが
ヴァネッサがウェイドにとって
どういう存在であり
どれだけ近い場所にいるかを伝えるのには必要だったのかなーって思います。

そしてあのラストにも繫がる。
ウェイドが変わってもヴァネッサは変わらなかった。
あそこに辿り着くまでヴァネッサはどれだけ涙を流し、かつ
泣くのを堪えてきたのかなあと思うと
切なくなります。

あとは
最初は48時間お買い上げのはずがこんなに長いこと付き合っています、
という時間の経過を見せるためのもの。
デップーは記念日好きだけど他のキャラなら
デート&食事や七面鳥にラズベリーソース、とくるところを
まあ彼ららしくお祝いしてますって感じにしたのかなあ、と。

クリスマスじゃないのに
クリスマスだから、クリスマスだから、を連呼してたのは
上映時期は初夏であったにも関わらず
「近年稀に見るヒットを記録したクリスマス映画」と評された
『アイアンマン3』への皮肉でしょうか。

真面目な感想を書けるのはこのぐらい。
だってデップーときたら
愛する彼女のために(というよりは、自分が傷つかないために)
自分のイケメンを取り戻すべく奔走していただけなんですものね。
でもまあデップーにとっては
彼女の愛を失うことは堪え難いことだったんだろうなあ…。
それだけ大切だったってこと?