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クリフトン年代記〜剣より強し(上巻) [本]

今回は上下巻ではなく上巻だけです。

危機を乗り越えて、幾分危うさを抱えながらも
なんとか成功へ舵を切ろうとした矢先に
クリフトン家やバリントン家の人々が
おのおの違う形で失意に襲われる展開になっています。

詳しくは読んでのお楽しみですが、
失地挽回を目指して邁進した結果
本来一番大事であるはずものが
手をすり抜けていくというのはなんとも皮肉というか。

でもぜーんぜん同情できない。そういう筋立てです。
百年の恋も醒める瞬間って、あるのわかるから。

あといわゆる「敵」側の女性陣の狡猾さが
毒々しいまでに際立ってます。
プリシラ嫌いだ〜。