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マイティ・ソー バトルロイヤル [マーベルユニバース]

まだ今作と『ドクター・ストレンジ』を観ていない方のうち
今作を観に行くつもりの方は『ドクター・ストレンジ』で予習した方が
今作を楽しめると思います。
予習してないとドクター・ストレンジがどういう人かわからないので
「あの人なんだったんだろう?」で終わってしまうので。

なんでラグナロクじゃないのよーというのは
おそらく一秒間に
地球を七周半するぐらい言われていると思うので置いておきます。

そろそろGOGのみなさんが合流する頃なので
それを意識してか、かなりノリがGOGっぽくなるのと同時に
娯楽に徹してマンネリ感を打破しにきたかなあという印象を受けました。

あと、二作目(ダークワールド)のときから既にそうでしたけれども
マイティ・ソー一作目のシェイクスピア悲劇風の家族ドラマは
今作にはありません。
作風変わりすぎて驚くレベルですけれども、まあ許容範囲かなあ。
「どこにあるのかよくわからない異空間で謎の巨大な敵とラストバトル」
という、いくつかの作品に共通して見られた傾向は今回はありませんでした。
但し、そういう感じのシーンを作品冒頭に持って来るという、
ちょっとした変化球を見せていたりまします。

◆ソー
今回もまた父ちゃん&弟の尻拭いに奔走するソーさん。
どんなにくだけた兄ちゃんになっても高潔さは失わないソーさん。
今回は敵と味方とそれぞれ強い女性が一人ずついるので
それ以外の女性キャラの出番はご遠慮願った結果、
なんか非モテっぽくなってるソーさん。
拳と拳以外でも語り合った結果
「ハルク」ともそれなりに親睦を深めたらしいソーさん。

お疲れ様でした。

◆ロキ
ついにデレた。

◆おでん
とうとう退場。
ある意味自分の播いた種で自分に引導を渡した感じですが
そろそろ世代交代しなきゃなあとか
過去のしがらみも解消しなきゃなあとか
そういうのを考えると今回のアスガルドにおける「転」は
それなりに意味があったかなあと思います。
それでも「そういう大事なことは先に言え」というのが多すぎるのが
なんかX-MENの某教授を彷彿とさせます。

◆ヘラ
今作のヴィラン。
『ドクター・ストレンジ』でもそうだったんですけれども
かつての非道を悔いて正道に戻った、
あるいは、道に悖る行いであることを知りながら
正道を行う手段としてそれを使った人を
頑なに許さない人がソーの世界にも出てきた印象。
めちゃくちゃ強い。
それでも予言されていた運命を回避する方法を
彼女が持っていなかったおかげでなんとかなったかなあと。

◆レディ・シフとジェーン
不在。ついでにセルヴィグ博士も不在。
なんせ敵が強すぎるので、
戦力として中途半端なキャラは割愛したのかなあと思います。

加えて、ウォリアーズ3が今回退場してしまったのを考えると
彼らと似たようなポジションのシフは出しても死んじゃうだけだろうから、
また別の作品で果たすべき役割が残ってるんじゃないかなあと思います。

ジェーンも地球が舞台でない以上は登場させることにあまり意味はないので
二人ともこの先の活躍に期待する感じでしょうか。

◆ヴァルキリー
それなりに戦力になるアスガルド人が
退役軍人である彼女(でも強い)と
レーダー役と王子二人だけっていうのは
この先を考えるとどうなのかなあと思わないでもないです。
スカジ(なんで男なんだろう)もデストローイって頑張ってたけど
もういないし。

◆ドクター・ストレンジ
『ドクター・ストレンジ』観てない人が観たら訳がわからないかも。
あと今作での彼の出番は
『ドクター・ストレンジ』のスタッフロールの後ろのおまけで
チラ見せされていますが、
そのチラ見せから受ける印象と
今作の中とで受ける印象が正反対なのがすごいです。