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科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』改変 いくさ世の徒花の記憶 [刀剣乱舞]

観て来ました。
ソーシャルディスタンスで
市松模様に配置された座席での観劇。
換気が強めでめっちゃ寒かったです。

作劇としては
いつもの本丸の刀剣男士たちが
他の本丸の匿名調査・慶長熊本の記録を読み
他の本丸での記録に沿ってその内容を再現する形になっていました。
なので、劇中でもたびたび「うちの本丸のときとは違うね」と言われていた通り
当初予定されていた
舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花 とは異なる物語ということになります。
さて今作の本丸の刀剣男士たちは
歌仙兼定、山姥切長義、獅子王、籠手切江、亀甲貞宗、にっかり青江
というみんなマイペースでどうやってまとめるんだろう?という面々でしたが
だいたい二人一組で行動する形になりましたし
それぞれが自分の判断で動けるタイプだったので却って良かったかなあと。
最初に出陣したときには
「これ、特命調査じゃなくてピクニックじゃね?」という雰囲気ではありましたが…。

舞台が終わった後、みんなガラシャの女になって出て来た
みたいな感想をtwitterで見かけたのですが、
個人的には
舞台上にいる
ガラシャの女になってしまった地蔵と
忠興×たまCP推し強火担の高山右近を生暖かく見守る感じでした。

それにしてもステでは
忠興さんは頭の悪そうなキャラ造形になりがちなのがとても不満です…。

夫妻の愛憎についても憎むきっかけはとてもわかりやすく描かれていましたが
どうして忠興がたまを、たまが忠興を愛しているのかについては
なんか伝わってこなかったなあって。

でもこれはだいたいソーシャルディスタンスとらなきゃいけないせいもある。
男女の機微って寄り添ったり抱きしめ合ったりみたいな
ボディランゲージで示されるのが一番伝わりやすいんだけれども、
今回はそれができなかったから
正史で忠興がたまの死の知らせを受けたときの反応を歌仙に語らせたり
お互い「憎くて憎くて憎いけれども愛しくて愛おしくて愛おしい」という
言葉を投げつけあう形でしか表現できなかった…。

いろいろ難儀だなあ('、3_ヽ)_