マクシミリアン１世・その３

経済観念があっひゃっひゃだったマックス。
それでも彼が
あーんなことやこーんなことやそーんなことができたのは
お財布になってくれる人たちがいたからです。

お財布その１・フッガー家
元々は貿易が本業だったおうち。
マックスは領地の銀山、銅山の権利を担保に借金してました。

お財布その２・マルグリット
マックスの娘。紆余曲折を経てネーデルラント総督に就任。
ネーデルラントは工業輸出で収益が安定していたので
そのあがりがマックスの資金になったりした。
資金提供だけでなく
根回しから道路封鎖までいろんなことをして手伝ってくれた孝行娘。

お財布その３・フィリップ
マックスの息子。
妻のフアナがカスティリア女王になってからは
それなりに「カスティリア王」として権限を使えるようになったので
カスティリアからハプスブルク帝国の郵便システムの予算が出せるようになった。
でも彼の一番の功績はちゃんと子供を残したところかもしれません。

お財布その４・帝国諸侯
帝国議会で議案が可決されれば
一番アテにならない人たちではあったけれども
お金を出してくれないわけでもなかった。

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マクシミリアン１世・その２

14歳でシャルル突進公にお父さんと招かれて
トリーアでの会合に臨んだ少年マックス。

父である皇帝自ら畑仕事しちゃうぐらい
カツカツケチケチした生活を体験していた彼には
きらびやかな装いの騎士たち
豪奢な衣装を身にまとった公の姿は
さぞかし綺羅綺羅しく見えたことでしょう。
しかも公は歴戦の勇者。
そこにシビれちゃったりアコガれちゃったりしても
しょうがないと思います。

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マクシミリアン1世

ハプスブルク家中興の祖、中世最後の騎士
マクシミリアン式の甲冑を考えた人
〜マックス式甲冑のデザインは
　仮面ライダー龍騎のマスクのデザインの元になってます
郵便馬車や早馬による郵便制度をヨーロッパに広めるきっかけを作った人
ウィーン少年合唱団作った人

と書くとすごい人なんですけど

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