家庭内暴力 [雑感]
【暴力の連鎖を断ち切る】内閣府男女共同参画局による西原理恵子スペシャルインタビュー。家庭内暴力についてhttps://t.co/djn77WKe8K
— 佐藤龍一 (@RyuichiSato) 2016年1月2日
「被害者になる前に知識を仕入れているしかない。啓発が大切なんです。当事者は、洗濯機の中で回っているようなものですから」
こちらのツイートから西原さんのインタビューを読んで思ったこと。
家庭内暴力を受けた側が家庭内暴力を「再生産」する側面があるのかなーと。
うちの父は体罰というものをほとんどしませんでした。
一方、母はすぐ殴るし怒鳴るし
子供の持ち物を二階から階下に投げ散らかすのも、日常茶飯事でした。
両親のこの違いはどこから来るのかなあ、と思いましたが、
前出の記事を読んで得心がいきました。
父は母子家庭に生まれ、姉が二人いる中末っ子長男として育ちました。
母は三世代で同居する家庭に生まれ、弟が三人いる長女として育ちました。
女性ばかりの家庭で育った父と、男性に力が偏った家庭で育った母。
父には体罰をするような父親はいませんでしたが
母には体罰をするだけでなく恐ろしく気の短く怒ってばかりの父親がいました。
父は(モラハラ気味なところはなかったわけではありませんでしたが)
暴力を解決手段には使いませんでした。
母は今はさすがに暴力は振るいませんが、人を傷つけることを平気でします。
自分がされたことは、それが悪いことだと認識しない限り
自分の子供にもそのまましてしまうものなのかも。
自分の母親が父親に暴力を振るわれるのを見ながら育ち
自分自身も暴力を振るわれた子供は
自分の配偶者や子供に暴力を振るうことに躊躇いを覚えないかもしれない。
もしそうなら、
DVな配偶者を持ってしまった人は
子供に「暴力を振るわれる自分」を見せないためにも
早く逃げるしかない のかなあ、と。
暴力が再生産されるのは、ものすごく怖い。
2017-01-13 22:49